日時:2022年7月2日(土)13:00-17:00

会場:イノベーションハブ京都 (医薬系総合研究棟)

内容:

①講義:リーンキャンバス

山口太郎 講師

京都大学大学院 医学研究科 「医学領域」産学連携推進機構 特定講師 HiDEPプログラムディレクター

②講義:ニーズ起点の医療機器開発 「Stanford Biodesignからの起業 」

瀧宏文 先生

(株)マリ CEO, CTO & FOUNDER

③臨床課題提案/メンタリング

 

2022年度HiDEPの後半として、臨床ニーズ起点でビジネスプランを創り上げることを目標とした実践編を開始しました。受講生には京都大学の医療従事者6名を迎え、メンタリングは内海先生(ティア・リサーチ・コンサルティング[同] 代表社員/CEO、[公財]がん研究会 シニアアドバイザー)、瀧先生([株]マリ CEO, CTO & FOUNDER)、蛭田先生([株]日本医療機器開発機構 マーケティングマネジャー)にお願いし、9月10日の最終発表日に向けて各チームが検討をすすめます。

 

まずは山口講師よりのイントロダクションとして、HiDEPの目的、コンセプト、プログラムの全体像と具体的なスケジュールの説明を行いました。続いて、Startup Path(Customer Problem Fit、Problem Solution Fit、Product Market Fit)、Lean Startup、Lean Canvas、臨床課題の抽出、ソリューション検討についての解説、及び、イノベーションハブ京都(医薬系総合研究棟3階)に設置している工房の説明を行いました。

 

次に、スタンフォードバイオデザインでデザイン思考に基づく医療機器開発を学ばれ、株式会社マリを起業された瀧先生に講演していただきました。イノベーションとはどういったものであるべきか、スタンフォードバイオデザインの特徴、デザイン思考とは、バイオデザインによる医療機器開発とそのメリット/デメリット、医療ニーズの探索方法、チーム編成、技術ソリューションの開発、Exit時の企業価値と資本政策などの重要ポイントを非常にわかりやすく説明していただきました。加えて、株式会社マリに関して、事業領域や製品開発の経緯の紹介も行っていただきました。

 

 

 

最後に、取り組みたい臨床課題について受講者4名が提案を行いました。これらに対してメンターの先生を中心に様々な質問や確認、今後の方向性のアドバイスが行われました。次回以降はこれらの提案の中から各人が取り組みたい課題を選択し、チームを組成して検討を進めることになります。

 

以上

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